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参加者の親御様からのメッセージ

私達の住んでいる福島市は、0.2 マイクロシーベルトですが、
やはり場所によっては、0.6~0.4 マイクロシーベルトの通学路もあります。
保養という形で県外に避難できるのは、本当にありがたいプログラムです。
私の中では、少しでも福島を離れることで、子どもの身体の中にたまった
放射性物質が浄化できるのではないかと考えています。
であれば家族で避難すればいいことなのですが、仕事を止めるわけにもいかず、
あっという間に4年半が過ぎてしまいました。
「ここで生活するしかない」とみんな覚悟を決めているのだと思います。
今は、頭のすみに東電へのいきどおりをおきつつも、普通の生活をおくっています。
自分自身、当初の かなしい くやしい どうしようもない気持ちが
少しずつ薄れていっている気がします。
(I様)


何よりもまず、私たちが最も大切にしている子ども達のことを、
他の県の、多くの方が気にかけて下さっているという事実が
とてもうれしくてしかたがありません。
たとえ「ゼロ円」でなくても、どこかに、自分の子どものことを気にかけ
心配して下さる方がいるのなら、それが私たち親の勇気に繋がりますし、
応援していただいているようにも感じられ、 胸が熱くなります。
(S様)


福島の現状は、エリアにより大分違いもありますが、
郡山市は少しずつ除染もはじまり、 私の自宅も完了しました。
しかし、空気、水、農作物、水産物が絶対安心かと言われれば、
私は信用しきれません。
風評被害という言葉が福島でも飛び交っていますが、
私は、これは全て実被害ととらえています。
色々な職業や暮らし方をしているたくさんの方が一緒に暮らしており、
農家の方や漁師の方、林業の方などの一次産業にかたよってしまった被害を、
少しずつでも救おうという県民の思いや、
国や県がイメージを下げまいとして、 さかんに使い始めたのが
この「風評被害」という言葉です。
放射性物質の基準値が上げられ、本当に安全なのかどうかの根拠もないままに進められた
この政策のおかげで、福島はもう大丈夫と思われているかもしれません。
ですが、現状は違います。
心の中ではみんな、「本当に安全なの?」「信用していいの?」と思いながら、
農家さん、漁師さんの顔(笑顔や悲しい顔)を思い浮かべながら、
国会議員やニュースキャスターの言葉を繰り返しながら毎日を過ごしています。
将来子どもに何かあったら、私たちはどうしたらいいのでしょう。
これもただの偶然、風評と片付けられてしまうのでしょうか。
それとも、守ってやれなかった私たち親のせいなのでしょうか。
毎日そんなことを考えながら暮らしています。
時々、考えたくなくなって、現実から逃げたくなります。
そんな親がたくさんいます。
熊本にも応援して下さる方がいることを知って心強いです。 ありがとうございます。
(S様)